終身名誉校長より

 

 教育者になることを夢見て、私は日本で青春時代をすごしました。ですが、現実には日本を離れ教育とは分野を異にする旅行業に籍を置くようになり、すでに52年の歳月が流れました。そして旅行業と会社経営を通し、インドネシア・日本両国の方々ほか、多くの方との交わりを通して、私は多岐に渡り多くを学んでまいりました。 

  その中で、文化の違いを知り、とりわけ教育の重要性を実感します。人を育て人に育てられること、これが社会の礎(いしずえ)となること。これらは、現在まで変らぬ私の信条であり、私が大事にして来たことです。知識(言葉)を教えることは比較的容易ですが、習慣礼儀作法など「文化」を伝え身につけること、これは簡単ではありません。 

異なった文化の壁の高さとそれを乗り越え理解することの、互いの困難さを痛感し、ときに、行き詰る思いも感じます。ですが、すべて「ひと」が考え創造し、「ひと」が一つ一つ解決して行くものなのですね。

日本語ガイド90名、社員70名の社員を抱える小さな旅行会社の経営に携わりつつ、異国での異文化を持つ社員と向き合う中、教育者であり子沢山だった母を懐かしく思い出し、「人を育てること」の苦労も喜びも、天国の彼女と思いを共有できるようになりました。そして今、(財)バリ日本友好協会の理事長として、子供たちの教育に携わることが出来て本当に嬉しく思っています。 

バリの補習校で学ぶ子供たちも二世であることに胸を張って社会に出て行けるよう、日本の文化、礼儀作法をきちんと伝えるべきであり、ここにその場があることを大変誇りに思います。25年前、子供たちに日本の文化を伝え、言葉を学ばせたいとの保護者の思いから始まったこの補習校を守り、子供たちに最高の教育をさせてあげたい。私には夢があります。その夢は、世界のどこにも真似できないような、素晴らしい補習校を作ることです。あくまでも夢ですが、授業料がゼロで学べるような補習校も、その夢の一つです。保護者の皆さまのご協力、教師の皆さまのご指導、維持会の皆さまのご努力に深く感謝し、これからもより一層のご支援をお願い申し上げます。

                                                                         万亀子・イスカンダール

 

補習校の電話

【電話】

国番号62-

市外局番361-281928

 

 ワッツアップ(WA)

0878-73811466

 

_____________

 

【E-mail】

 jimukyoku★japanclubbali.org

(★を@に変えて下さい)

 

所在地・アクセスの詳細は

こちらへどうぞ。

補習校サポーターの企業様